1989年:田尾和俊氏、自ら編集長を務める香川県のタウン情報誌上で讃岐うどんの針の穴場探訪記「ゲリラうどん通ごっこ」の連載を開始。香川県内の読者を中心に、讃岐うどんの穴場探検ブームが起こる。これが今日の讃岐うどんブームの発端である。
1993年:田尾氏、「ゲリラうどん通ごっこ」の連載をまとめて単行本『恐るべきさぬきうどん』第1巻を発刊。同時に、連載開始以来の穴場探検仲間を勝手に集めて「麺通団」を結成し、本人が勝手に団長に就任する。
1994年頃:全国のマスコミが讃岐うどんのおもしろさに気づき始め、『恐るべきさぬきうどん』を元に穴場讃岐うどんの紹介を始める。これを見た香川県外の人たちが、讃岐うどん巡りに香川を訪れ始める。
2000年頃:全国のマスコミが讃岐うどんのおもしろさにムチャクチャ気づき始め、穴場讃岐うどんの紹介をメチャメチャやり始めたので、これを見た香川県外の人たちが讃岐うどん巡りにドカドカ訪れ始める。
現在:讃岐うどんはすごいことになっている。
ざっとそういうことからして、麺通団とは一言で言えば「讃岐うどんブームの火付け役」である。そして田尾団長はその「仕掛け人」として、とうとう1999年に高松市から「文化奨励賞」、2003年には香川県から「かがわ21世紀大賞」なるものをもらってしまったのである。
団長 「県や市もよーに調べて受賞者を決めないかんですよね」
団長 「お前が言うな!」現在、麺通団は団長 田尾和俊を中心に、雑誌・テレビ・ラジオなどのメディアに数多く出演。2006年公開の映画UDONのモデルにもなる。
麺通団のことを詳しく知りたい人、「あるいは麺通団のことなんか知りたくないが笑える本を読みたい」と思って
いる人は、書店で『恐るべきさぬきうどん』(新潮文庫)『超麺通団』(西日本出版社)をお買い求め下さい。